fujitake works 雑記帖

ヌメ革で張替える

ヌメ革とは植物の渋にも含まれる成分のタンニンを使って鞣し、
表面の加工をほとんど施されていない革です。
使い込まれていくうちに味わい深い革に変化していきます。
ヌメ革で張替えした椅子をご紹介いたします。
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マントスタムがデザインしたカンチレバーの椅子です。
背座ともに革を縫製したものをパイプに通すシンプル作りです。
縫製だけで仕上がるので、張りというよりはレザークラフト仕事です。

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天童木工で制作されていた椅子で、ニッソーハイモールド社が引き継ぎ製造されていました。
デンマークのセブンチェアを彷彿とさせる作りで、
腰部の欠きこみ部分の仕上げが難しい作りになっています。

ヌメ革はとても魅力的な革なのですが、
夏は手汗でシミがついてしまったり、組立時にフレームの汚れがついてしまったりと
少しの油断で汚れがついてしまうので作業中すこしも気が抜けません。
作り手としてはなかなか厄介な素材ですが、
経年変化が楽しめる魅力的な素材でもあります。
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  1. 2018/02/17(土) 22:39:39|
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アントチェア

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出来なかった仕事が、努力と工夫により出来るようになる喜び。
アントチェアのフルパティングもその一つです。
この椅子の特徴でもある背の部分にある欠き込み。
1枚の生地で張るのが大変なこの部分に小さなマチ(縫製)をいれることにより
硬く伸びない生地でも綺麗に仕上げることが出来ました。
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2017年も沢山の素敵な椅子にかかわる事が出来ました。
皆様、本当にありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。
FUJITAKE WORKS 藤武 秀幸
  1. 2017/12/30(土) 16:37:14|
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徳島県立近代美術館

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Koizumi Studioさんから素敵な画像を頂きました。
徳島県立近代美術館のエントランスに「大工の手」による家具が設置され,気持ちの良い休憩場所が完成しました。
僕はソファのクッション部分を製作させて頂きました。美術館収蔵の絵画に合わせた色合いに仕上がっています。
こんな仕事にかかわらせて頂き嬉しいかぎりです。徳島行かねば!
(photo : Koizumi Studio)


  1. 2017/12/20(水) 21:54:09|
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minaperhonen で張替える

minaperhonenの生地を使用した張替えをご紹介させていただきます。。

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ソファの張替え
dop tambourineにて張替えました。ドットの柄が合うように裁断、縫製。

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インテリアナスで製造されているESTチェア。
クッションが薄い作りでしたので、バランスが崩れない範囲で厚く交換し、
柄がシンメトリーになるように裁断、張り上げました。

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monockraft の椅子はチョウチョで張替え。
座面のウレタンを交換し、角が隙間ないように。
  1. 2017/10/08(日) 17:32:51|
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天童木工 マルガリータ

天童木工で40年間、作り続けられている名作ソファ、マルガリータ。
スウェーデンの家具デザイナー、ブルーノ・マットソンが畳の上での実体験を元に生まれた形です。
以前にも張替えはさせて頂きましたが、今回はクッションを新しく制作しました。
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張替え前
古い型のモノで、クッション部はかなりくたびれた状態でした。
お客様と相談し、まったく異なるクッションを製作することに決まりました。
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張替え後
フレームはそのまま使用し、クッション中身はフェザーにすることに。
サンプルを載せて座っていただいたところ、何か物足りないとのことで
反発力の無いフェザーの下に反発力の強いブレスエアーをいれることにしました。
生地はお客様が選ばれたmina perhonenのモノを使用。
背表には刺繍が入ったtambourine,他は無地の生地を使用しています。
背座のクッションをズレにくくする為、オープンファスナーで固定し一体となっています。
クッション部分の厚みは約11㎝、生地もしっかりしていて優しい座り心地になりました。
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クッションの中身
上がスモールフェザー100%、9つ割りでフェザーがズレない作りです。
背に比べ、負荷のかかる座のほうには多めのフェザーが入っています。
下がブレスエアー、ベットのマットレスなどに使用されている素材です。
通気性が良く洗えるクッション材となっています。

見た目は綺麗なソファなのですが、腰掛けてみるとクッションが硬かったり、物足りなかったり。
クッションの中身を交換するだけで座り心地がとても良くなると思います。
クッション中身だけの交換も可能ですので、お気軽にご相談ください。
  1. 2017/09/10(日) 21:14:45|
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