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fujitake works 雑記帖

univasal stool nume

ニ年半前に友人が始めたアウトドアとデザインを基軸としたプロジェクト  wanderout_official.

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私はヌメ革のスツールを不定期に製作しています。
今回は製作風景を紹介させて頂きます。

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椅子張り用のヌメ革を両面使用し、伸び止めのターポリンを挟んで接着。端を全周縫製し、木口を全周磨きあげます。

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縫製後、手縫い仕上げ用の下穴を1つづつ目打ちであけていきます。

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フレームと革を手縫いで合わせて仕上げます。

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製作風景。

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上は新しいモノ。下は二年半使用したモノ。
オイルも塗らずに良い感じに経年変化して育ってきました。

シンプルなフレームに合わせ工業製品に見えるよう意識しながら、ローテクな手作業で仕上げています。
これからは手作業を上手に取り入れ、工業製品にはだせない手作業ならではのムラや質感を大切にし、愛着のわく作り方が大事になってくるように思います。
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  1. 2023/05/27(土) 10:07:11|
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エッグチェア

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フリッツハンセン社製、エッグチェアの張替え。
SASホテルの為にデザインされ、発泡ウレタンという新技術を用い誕生した名作です。
フォルムを出すため、表生地は接着張りになっています。
下地のウレタンを全て剥がして作り直しました。

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裏面は全て手縫い仕上げになっています。
小さな曲げ針にて一針一針、縫い進めていきます。

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今回はオットマンもセットで張替えました。
何も無い状況から新しい技術を用い、この複雑で美しい形状を生み出す事の出来る
ヤコブセンという方は本当に凄いデザイナーだと思います。
セブンチェアもそうですが、一番最初に誕生したモノを未だに超えることの出来ない完ぺきなフォルム。
タイムマシーンがあるなら戻って作り手とてお話してみたいです。
  1. 2023/03/13(月) 08:39:28|
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ソフトパッドチェア

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

年末は疲れが胃腸炎となって出てしまい久しぶりに寝込んでいました。
なんとか年内の仕事は予定通りに済んだのですが、1日ズレていたらと思うと・・・
今年は仕事にキャンプに充実した一年になるよう健康にも気をつけます。

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ずっと欲しかったハーマンミラー社製のアルミナムチェアを入手しました。
タイミングよくマハラム社の生地を使う仕事がありましたので、多めに購入しソフトパッドチェアに張替えました。
ソフトパッドはソファのような柔らかい座り心地で工房で休憩したり本を読む際に愛用中です。

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久しぶりの製作でしたので、複雑な縫製方法を確認しながらの張替えとなりました。
本当に良く考えられた製作方法だと感心します。特にオリジナルは本革で作られていますが、縫製の失敗が許されない本革で製作できる自信が今はありません。

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アルミウム製の美しいフレームと脚部。
フレームのテンションでピンと張ったシートに仕上がります。
今年はどんな椅子と出会えるか楽しみです。
  1. 2023/01/07(土) 22:59:09|
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オーダーソファクッション

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新築のお住まいに合わせてソファクッションを製作いたしました。
設計のお仕事をされているお客様みずから設計された開放感のあるお住まい。
造り付けの台に合わせたカバーリングソファです。
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工房に来て頂き、クッションの厚みや硬さ、使用生地などをお選び頂きました。
ファスナーの見え方、縫製の仕方など細かな点までこだわった作りとなっています。
生地はコットン&リネンを使用。通年、心地良くご使用いただけます。
画像をお客様から頂きました。ご依頼頂きありがとうございました。
  1. 2022/11/05(土) 21:33:51|
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斜めクッション

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新築のお住まいに合わせたオーダーソファクッションを製作しました。
天井いっぱいの本棚から引き戸へ、動線に合わせ斜めの形状になっています。
多目的に使用される空間なので、寝転んだり座ったりと色々な座り方が楽しめるソファになっています。

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背はフェザークッション、座は厚みのあるウレタンクッション。
背座共にカバーリングで製作し、生地の厚みも考慮しながら寸法通りに仕上げました。

座面が斜めの為、1枚では形状がだせないので裏面でハギ合わせています。
斜めになるだけでこんなに難しくなるとは・・・
実際に製作してみないと分からない良い経験になりました。

一級建築士事務所 KAKINOKI さまからご依頼いただきました。
  1. 2022/08/13(土) 11:13:59|
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