暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
有難いことに、仕事で忙しい日々が続いており
ラジオで高校野球を聞きながら、負けじと頑張っています。
6回目に合わせて、60年代に生まれた椅子の張替えをご紹介いたします。
・天童木工製 カブトチェア

張替え前
生地が傷み、ところどころが破けてしまっています。

張替え後
ウレタンを補充し、イタリア製の生地で張替えました。
腰部のえぐれた部分の張りが難しく、仕上げるのに苦労しました。
裏側は、ほぼ手縫いで仕上げています。
・天童木工製 水之江チェア

張替え前
生地は破れ、中身のウレタンがむき出しになっています。

張替え後
中身のウレタンを交換し張替えました。
シンプルな作りですが、とても座り心地の良い椅子です。
・コトブキ製 柳チェア

張替え前
FRPで成型されたコトブキ製の椅子です。
中のウレタンは硬化し、生地も汚れています。

張替え後
接着剤でカタチ作られている為、布、ウレタンを丁寧に剥がすのが大変でした。
布、ウレタンを新しく交換し張上げました。
腰部のヘコミが椅子の特徴で、張りは難しく座り心地のよいカタチになっています。
・飛騨産業製 アイガーチェア

張替え前
曲木の技術を用いて作られた椅子で、とても綺麗なラインです。

張替え後
昔の作りの為、座高が低かったのでクッションを厚くし張替えました。
とても軽い作りで、肘部の藤編みが素敵です。
名作椅子が数多く生まれた60年代。
新しい技術や素材などを優れたデザイナーの方々が、
丁寧に時間をかけて生み出された椅子のカタチ。
また製造するメーカーも良いモノを作ろうという思いが感じられます。
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- 2015/08/14(金) 08:38:06|
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