
古く状態の悪い天童木工製ヘロンチェアの張替え。
張替えの作業をご紹介させていただきます。

剥がした状態
座のラバーテープは硬化しボロボロの状態です。
背座に受け張りが無い為、ラバーテープにあたる箇所から切れてしまっていました。

新しくウェービングテープをひき、背座共に受け張りをしました。
これによりウレタンが切れることなく、長い間ご使用いただけます。

表生地とナイロンハーフ付ウレタンを接着し、1本1本ミシンキルティングしていきます。

ベースに硬質のウレタンを接着し、その上にキルティングした縫製品を張って仕上げました。
クッション部分は新品同様になります。

同じような直し方でロッキングチェアも張替えました。
どんなにボロボロの状態でも木部(フレーム)がしっかりしていれば、
張替えて甦らすことができるのが凄く良い仕事だと思います。
思い出と共に張替えて使い続ける暮らしを。
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- 2020/09/21(月) 08:45:19|
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